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マテ茶を美味しく楽しむための道具、マテ壺とボンビージャのいろいろを紹介!パート3



マテ茶を美味しく飲むための道具 3


パート1と2でいろいろなマテ壺をご紹介しました~~!
今回はパート3! ボンビージャで~す。


ボンビージャとは?


ボンビージャは…簡単に言うとストローです。 笑
ちょっと簡単すぎるので、もう少し詳しく言いますと、15~20cmくらいの金属の管で、先端にフィルター部分があり、細かく砕かれたマテ茶葉をお茶と一緒に吸い込んでしまうのを防ぎます。飲み口は熱いお湯を大量に吸いすぎないために、少し潰れています。

どうしてボンビージャって名前がついたんだろう・・とふと思い、頑張って調べたんですが・・よく分からずじまい。

でも一つ分かったことは南アメリカ先住民が飲み始めたマテ茶、先住民の言葉グアラニー語でボンビージャの原型のストローをTakuapy タクアピと言い、タクアピのタクアは竹、ピは皮のことだとか・・金属のボンビージャができる前は、細い竹筒を使っていたそうです。そのタクアピをスペイン人がBombaボンバ(ポンプと言う意味)と改めて名付け、それがボンビージャになったとか・・・



ボンビージャは四つ部分に分かれています。


1.ボカ、又はピコ :口にふくむ部分
2.クエルポ、又はトゥボ:長い管の部分
3.ビロラ:口に含む部分と管の繋ぎ目の部分
4.ココ、又はフィルトロ:先端にあるフィルターの部分

ビロラの部分は繋ぎの金属の上に綺麗な装飾を付けたりします。この繋ぎ目には熱いお湯でヤケドしないように、熱を拡散する役割もあるそうです。




ボンビージャの種類


ボンビージャもマテ壺と一緒でじつはいろんな素材と形のものがあるんです。
形が違うというのは特にココの部分(フィルター)の違いです。

我が家のボンビージャ
我が家のボンビージャ。探せばあと1、
2本は出てくるかも・・・


素材


ボンビージャの素材は、竹、木、ステンレス、アルミ、洋銀(銅と亜鉛とニッケルの合金)、ニッケルコーティングの銅、銀などなど。昔からよく使われているのは洋銀のボンビージャかな・・・最近はステンレス製のものも一般的になってきました。
竹や木は価格もお手軽で良いのですが、壊れやすいかも。アルミも安くて◎でも薄いので、すごく熱くなってしまう印象。やっぱりステンレス製やアルパカ(洋銀のことですが)が使いやすく長持ちして良い感じです。




ボンビージャの形の違いは、管の長さやカーブの仕方、特にフィルターの部分がボンビージャによっていろいろ変わります。

例えば・・・

マテ茶のボンビージャ
アルパカ(洋銀)の我が家のボンビージャ
もう20年くらい使ってます。


このボンビージャはアルパカ製(洋銀)で旦那さんがずっと使っている一本。もう20年彼と暮らしているので、20年以上使われている一番古くて、一番よく使うボンビージャです。管の部分のカーブがマテ壺にぴったりとハマり、とっても飲みやすいです。あとフィルターの部分がスプーンのような形なので、マテ壺にすっと入っていき差しやすいです。


マテ茶のボンビージャ。フィルターの部分
フィルターの部分が取り外せるボンビージャ。
フィルターの掃除ができるのがとっても便利!!



この形のボンビージャの魅力はなんと言ってもフィルターの取り外しができるところ!ずっと使っていると、時々フィルターが詰まってしまうことも・・・フィルターが取り外せれば、お掃除も簡単いつも清潔に使えますし、万が一詰まっても、フィルターをちゃちゃっと洗って元通り!

フィルターが取り外せるボンビージャ
どれもフィルターが取り外せるタイプ。
素材はアルパカ(洋銀)とステンレス



フィルターが取り外せるボンビージャもいろいろな形があります。手作りのボンビージャも良く売っていて、ボンビージャの形は職人さんの数!と言っていいと思います。
面白い形のフィルターだったり、個性的でゴージャスなビロラ(管と飲み口のつなぎ目)でマテ茶愛好家の心くすぐられ、ついついいっぱい集めたくなるのがボンビージャです 笑



アルミ製のマテ用ボンビージャ



上のボンビージャはアルミ製。素材が薄いのでボンビージャ自体が熱くなってしまうのですが、とっても軽いのでお出かけにはもってこいです! 我が家のお出かけボンビージャ2本です。フィルターの部分がバネなので、価格も安い!


ボンビージャの種類や形まだまだいっぱいあるのですが、一回では紹介しきれないのでまたパート4で紹介したいと思いまーーーす。



念のため・・・・
きゃーーーーー さぁマテ茶を飲もうとボンビージャを吸ってもお茶が出てこない!!!!!詰まったーーーーーーー!??!!!!
なんて時のために、詰まったボンビージャの対処の仕方も紹介しておきます。


詰まってしまったボンビージャの対処の仕方


詰まってしまったボンビージャを重曹(じゅうそう)小さじ2杯を入れた熱湯に30分間浸します。そうすることで、ボンビージャの中の詰まった葉が溶けてくれます。

あとは、下の写真のような細長いたわしなんかがあれば、それでよく中をこすって洗うと完璧です!!ボンビージャを買うときに、一緒に細長いたわしも一緒に買っておくと便利です。

ボンビージャと掃除用のたわし
ときどき写真のような細長いたわしで中をごしごし洗って
ボンビージャが詰まらないしてあげましょう。



さてパート3、ボンビージャについてお話してきましたが、実際どのボンビージャが一番良いって言うのは決めにくいのですが、飲みやすさを追求するか、掃除のし易さや、美しさを大事にするか・・・・どれも大切なポイント。

自分に合うボンビージャに出会うまで少しづつコレクションしていって、気分や用途に合わせて使い分けるのがやっぱり一番なのかもです。素敵なボンビージャに皆さんが出会えますように!!




マテ茶を美味しく楽しむための道具、マテ壺とボンビージャのいろいろを紹介!パート2

はーーーい!パート2!!
お待たせしましたーーー 笑 別に待ってませんよね・・

さぁ前回はひょうたん、木製、牛の角のマテ壺をご紹介する記事を書いたのですが、まだ誰にも読んでもらえず(ブログ開始から6日目)独り言のようになってしまっていても・・・でも・・
そう!あなた! あなたの目に留まり、少しでもこのブログが役に立つのならそれで大満足!もちろん欲はありますが・・笑

今日ご紹介するマテ壺は買ったその日から使えるマテ壺です。
買ったその日というのは、前回紹介したマテ壺は買ってすぐ使えないから、使えるように準備してね~とご紹介しました。

詳しくは:マテ茶を楽しむための道具、マテ壺とボンビージャのいろいろを紹介 パート1の記事を読んでください。


まず始めは


ガラスのマテ壺


ガラスのマテ壺はお手入れも簡単ですし、お値段も手が出しやすのでおすすめですが、やっぱり壊れやすい。アルゼンチンでは家ではもちろん、外でもありとあらゆる機会にマテ茶セットを持って出かける習慣があるので、ガラスだとちょっと心配・・・
でも一般家庭には必ずといっていいほど3,4個マテ壺があって、時と場合でマテ壺の種類を変えていると思います。

ガラスのマテ壺
我が家のガラスのマテ壺。牛革でカバーさせてます。
クリスマスのサンタさんの贈り物でした~


ガラスのマテ壺2
こんな可愛らしいのもありますよ~
マテ壺と足の部分は取り外しができるので、洗ってまたすぽっと足に組み込めば大丈夫。
そのまま置いておいても可愛いです。



陶器のマテ壺


我が家にはないのですが、町のお見せには可愛い陶器の壺がいっぱい!次買うマテ壺はたぶんこれです。

陶器のマテ壺
シロクマさんの陶器のマテ壺です。
ちょっとしたお部屋のインテリアになりますよね~



プラスチックのマテ壺



これも便利!すぐ洗えますし、そう壊れる心配もないですし。我が家ではプラスチックのマテ壺はピクニックや、旅行の時に大活躍します。今使っているのは旦那さんの誕生日に娘がプレゼントしたもので、下の部分にマテ壺、その上にマテ茶葉(ジェルバ)を入れるボックスがあり、またその上には砂糖を入れる小さなボックスがついてます。

ピクニックで便利マテ茶セット
いつもちょっと遠くへお出かけの時は、これを持って出かけます。

プラスチックのマテ壺
これもプラスチックのマテ壺。
カラフルで安いものも魅力的。


シリコンのマテ壺



ちょっと高めではありますが、シリコンのマテ壺はデザインもかっこよくて、人気があります。持ち運びも楽ですし、今の若い人たちは普段使いによく購入するみたいです。

シリコンのマテ壺
シリコンのマテ壺、デザインがいいですよね~
つるんっとしててスマートです。



金属製のマテ壺



あまり見ないですが、ステンレスのマテ壺もあります。保温性が良いので寒い時期にはもってこいかもしれません。

金属のマテ壺
マテ壺にフタが付いているは珍しいです!
マテ茶葉を入れたまま持ち運びの時に、フタがあると便利です!
飲むときは、いちいちフタなんかしてたら面倒くさい・・・ 笑



変わりものマテ壺



探せば、変わりもののマテ壺はいっぱいありそうですが、この二つを紹介!
一つは銀細工のマテ壺。すべて銀を使って作ってあります。昔、アルゼンチンが栄えていた時の名残のような・・・苦笑 今でももちろん売っていますが、写真のようなマテ壺を作れる職人さんが何人くらい残っているのでしょうか・・・昔のお金持ちはこういうマテでお茶を楽しんでいたんでしょうね。すばらしい細工がしてあります。


銀のマテ壺
もちろんすべて銀。ボンビーシャも銀。
でも・・・マテ茶ですぐ変色しちゃいそうですよね・・
貧乏人の発想 笑笑

最後は最新マテ壺!



電気マテ壺!! まだ写真でしか見たことないです。電気を通すことで、一体何がどうなるのか・・・・単純に何度もマテ茶葉にお湯を注いで飲むと言う工程の、どの部分に電気がいるのか・・・飲み忘れた時、お湯がぬるくならないようにするのかな・・・汗 笑

ちょっと気になったので、商品の説明を読んでみると・・・
やっぱり注いだお湯を保温する役割と、マテ茶葉のお湯の温度差によって起きる、味の損失を抑えることができるそうです。1800~3500ペソスするそうで・・インフレ中のアルゼンチンではかなりかな~~り高いです。日本円にしてしまうとそうでもないのかな・・2019年9月に発売だそうです!!

電気マテ壺
USBポートで繋ぐ、電気マテ壺。
一人で飲む時には使えそうですが、
友人などとマテの回し飲み時は電気である意味がないような・・


以上、いろいろな種類のマテ壺をご紹介してみました。
ん・・・・いろんなマテ壺があってどれも良い所があるので選ぶの大変ですよね~、始めは買ってすぐ使えてお手入れが簡単なものから入るのが良いのかも。でもやっぱりアルゼンチンのマテというと、ひょうたんや木製のマテ壺が頭に浮かび、プラスチックのマテ壺で飲むよりも美味しく感じるような気がもします。たぶん雰囲気や気持ちの問題だ思いますが 笑


マテ壺については思う存分に書かせてもらったので、
マテ茶を楽しむための道具、マテ壺とボンビージャのいろいろを紹介 パート3で、
次回は少しボンビージャ(ストローのようにしてマテ茶を飲む管)について記事にしてみたいと思いま~す。
はいは~~い

マテ茶を美味しく飲むための道具、マテ壺とボンビージャのいろいろを紹介 パート1

マテ茶の道具


あっついお湯でしっかり味の出た美味しーーーーーいマテ茶を飲むためには、マテ茶葉はもちろんですが、マテ茶葉を入れるためのマテ壺とボンビージャ(先端にフィルターがついたストロー)が必要です。

このマテ壺!!じつはいろーーーーんな種類のマテ壺があるんです。


我が家にあるマテ壺は計12個。そのうち2個は旦那さんが仕事場に持っていってありません。(会社のマテ壺は小さくて飲みにくいんだとか・・自分のマテ壺が最高さっ!と言っ、せっせっと二つカバンに入れました 笑)我が家のマテ壺は貰い物、用途に合わせて買ったもの、受け継いだものだったりとざっと12個。一つ一つちょっとずつ違う壺です。

我が家のマテ壺
我が家のマテ壺たちです。いろんな素材でできています。


マテ壺にはひょうたん、木、陶器、動物の骨や角、プラスチック、ガラス、シリコンなどいろいろな素材のものがあります。

ひょうたんのマテ壺


ひょうたんのマテ壺
ひょうたんのマテ壺 

豪華なひょうたんのマテ壺
これもひょうたんのマテ壺。
ひょうたんのそのままの形を活かした物や、とっても綺麗な装飾のものもあります。

木製のマテ壺 



ケブラチョ、ニャンドゥバイと言うどちらも南米原産のProsopis 属の木や、
樫(カシ)、杉、パロサント(これも中南米原産の木。香木として売られてる事もあります)など、とにかく固くで丈夫な木を使ってマテ壺が作れます。

樫の木のマテ壺
樫の木を作ったマテ壺


ケブラチョのマテ壺
使い込んだ我が家のケブラチョのマテ壺 笑

牛の角のマテ壺



牛肉大国のアルゼンチン、さぞや牛の角もいっぱいあるのでしょうか・・角を良い長さにに切ってそのままマテ壺。ちなみに我が家にまだありません

牛角のマテ壺

内部がひょうたん、木製で外を皮や金属で装飾したマテ壺



マテ壺自体は上にあげたようなひょうたんや木製なんですが、それを動物の皮や金属、布で装飾したもの。
ひょうたんのマテ壺 牛革カバー
牛革でカバーしてある壺~





牛のひづめのマテ壺
これは牛の足、ひづめに木製の壺を突っ込んだもの。
牛の足で飲むって・・・
個人的には飾っておくなら大丈夫。でもこれ飲むのは少し勇気が・・・


ここまではひょうたんと木製のマテ壺
でもここからが大事!!


ひょうたん、木製、角のマテ壺をゲットしたらしなければならない事!!!
陶器、プラスチック、ガラス、金属製やシリコンなどのマテ壷は、買ってそのまま使うことできますが

新しいひょうたん、木製、角のマテ壺はすぐ使うことができません!!!

新しいひょうたん/木の マテ壷を使える状態にするには、内側についてる表皮を取って、ひょうたんや木の味、角の味?を取り除かなければなりません。これを「Curar el mate」と呼びます。直訳してしまえばマテ壺を治療するなんですが、要はマテ壺本体がマテ茶葉の味を変えてしまわないように、壺を使用する前にマテ茶葉で味をつけちゃおう!ってことなんです。

新しいマテ壺を使えるようにしよう!!


新しいマテ壺の準備の仕方

  1. 新しいマテ壷の中を熱湯で洗います。内壁についている表皮を取り除き、水を切ります。
  2. できれば、一度使った茶葉を入れ、お湯を入れます。
  3. 一日寝かしてから茶葉を捨て、もう一度茶葉をいれ、ぬるま湯を
    いれる。

これでもう次の日からいつでも使える状態になります!!



こういうマテ壺の準備が面倒くさそーーーーーう。と思った方でも大丈夫!!!もっと簡単に使えるマテ壺もいっぱいありますよ!
それは次回の

マテ茶を楽しむための道具、マテ壺とボンビージャのいろいろを紹介!パート2

でご紹介しまーす。




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